はじめに、新型コロナウイルス感染症に罹患された皆さまおよび関係者の皆さまに、心よりお見舞い申し上げます。
一日も早い収束と、皆さまのご健康を心からお祈り申し上げます。
現在弊社では、感染拡大防止の観点から自宅勤務が推奨されています。
この記事では、全くのエンジニア未経験者である私(金)が、入社1週間後にリモートワークを経験することになった中で感じたことや学んだことをお伝えいたします。
対象読者
- リモートワークに興味がある方
- 弊社の働き方に興味がある方
自己紹介
改めまして、こんにちは。情報システム部に三月より新しく入社しました金です。
全くの業界未経験者(現在エンジニア歴20日)で、前職ではドイツのオーケストラ団員として働いていました。
エクストリーム転職ですね。
高校卒業後に日本を離れ、長くなるドイツ生活の中で、生まれ育った国との距離を痛感することが多々ありました。
もし日本で働くなら次に何を仕事にしたいだろう、何ができるだろう、と考えていたときに出会ったのがプログラミングでした。
その楽しさにのめり込み、仕事のかたわら勉強を始めたのがちょうど半年前。そして年が明け、日本で転職活動を行う中で出会ったのがリンカーズです。
"マッチングで世界を変える" というリンカーズの理念とその独自性のあるビジネスモデル、またエンジニアとしての働きやすさと成長の可能性に魅力を感じ、入社を決めました。
物理的な1週間
初日
緊張の中迎えた初日は、まず入社者研修から始まりました。各部署の方々に一通りお会いし、勤務形態やフレックスタイム制などの説明を受けた後、PCのセットアップなどが続きます。 お昼を過ぎた頃に、情報システム部のフロアへと案内されました。
前述の理由で出社しておられる方は少なかったものの、チームの皆さんで歓迎ランチへ連れて行っていただきました。(これとは別に、弊社ではランチ/飲み会補助制度もあります!)
会社に戻った後は開発環境の構築です。弊社では情報共有ツールとしてKibelaを利用しており、様々なノウハウが日々蓄積されています。 環境構築においても、随時更新されているドキュメントに沿ってスムーズに終えることができました。
2日目〜
開発の準備が整ったので、この日は開発環境を使ったLinkersのシステム本体のチュートリアルが行われました。
Linkersのサービスには発注者、受注者、管理者など様々な登場人物が想定されており、業務フローも複雑です。
チュートリアルでは、分かりやすくロールプレイング形式で進められます。
弊社ではアジャイル開発のためにGitLabやJira などのサービスが導入されており、初めは簡単なタスクをこなして行くことから始まりました。
また、コミュニケーションツールとしてはSlackが使われており、何かあればなんでも相談できるようになっています。
↑slackでの歓迎の図
ありがたいことに、勤務時間内に適宜勉強することも推奨されています。また毎週の勉強会に加えてコードレビューの文化が根付いているので、成長するにはとても良い環境です。
論理的な1週間
2週目からは、私もリモート勤務となりました。通勤してオフィスで働くのが物理出社であれば、自宅からリモートで働くのは論理出社ですね。
1日の業務はSlackで朝の挨拶をすることから始まります。
↑自分のアイコンは大好きなブラームス
出社しますと言いつつ家にいるわけですから、不思議ですね。
毎日行われている朝会をビデオチャットで行った後は、普段の業務です。
わからないことがあればkibelaを見る、slackで聞く、スクリーン共有して一緒に作業する、で解決できました。
業務の終わりには各自短い日報をslack上に書くことになっており、良い振り返りになります。
リモートワークの良いところ
- 一人の作業に集中できる
- 通勤時間がない。終わったらすぐ家
- 休憩時の行動に選択肢が多い。ピアノ弾いたりできる。
- ゆっくり眠れて、疲れない
リモートワークの課題
コミュニケーション
- 面と向かっての会話とビデオチャットの差は心配していたほどではない
- しかしオンラインでは感じ取れない空気感、みたいなものがある気がする
- 複数人だと誰が話しているのか分かりづらい
- ちょっと話しかけるのにもオンラインだと時間コストがかかる
私のような新米エンジニアだと、質問する機会がどうしても多くなります。オフィスにいれば様子を見ていいタイミングで話しかけられますが、オンラインだと今どんな顔しているのかが分かりません。
回答に時間がかかりそうな質問だと、今忙しいかも、時間あるかなと考えてしまうことがありました。
また、隣に座っていれば30秒で済む質問も、オンラインだとメッセージ投げて、つないで、マイク確認して、画面共有して...と時間がかかりますね。
生産性
- どこかで "オフィスで仕事しているフリができない分成果を出さないとという思いが強まる" という意見を聞いたが、その通りなのではないか
- 通勤時間がない分を勉強や休息に使えるため、自制心さえあれば時間を有効活用できて良さそう
ただ環境という面では明らかに職場>自宅のため、リモートワークが主となるのであれば椅子、モニター、机などの環境を整えることも必要となってきそうです。
↓会社の椅子(Ergohuman)
引用: 楽天市場
↓自宅の椅子(体感)
引用: 楽天市場
200.steps
- Rubyのコード...ではなく、私のスマートウォッチがリモートワーク初日に叩き出した歩数
- よくある基準 "1日8000歩" のわずか2.5%
初めの一週間は通勤のみで6000歩ほどは稼げていたので、健康のためにも意識的に散歩したり、体を動かしたりすることが必須ですね。地味にこれがいちばんの課題かもしれません。
↓ 8000歩達成のため散歩していたら、桜が咲き始めていた
改善したこと、したいこと
- そちらお時間あるときにチャットしたいです、などととメッセージを投げておく
→ 相手の都合の良いときに返信がもらえる - せめて朝会では声だけではなく自分の顔も写す
→ 一種の気持ちの切り替えになる - ランニングして体操して、自宅でできるトレーニングして...
→ できていないので今後に期待
まとめ
- 有事の際にリモートで仕事ができる、という備えの重要性
- リモートワークには普段からの準備が不可欠(チームワーク、社内VPN、業務フローの最適化 etc...)
- 準備が整っていれば私のような新米エンジニアでもリモートワークは案外なんとかなる
- 物理出社・論理出社にかかわらず、からだは生身。健康第一
偉そうなことを書きましたが、チームの皆さんには最大限の歓迎とサポートをしていただけて感謝です。
We are hiring!!
エンジニアとして成長できる環境が揃ったリンカーズで、一緒に働きませんか?
弊社ではメンバー全員の技術力向上を目的として、毎週月曜に前島真一(@netwillnet)氏との読書会、また月例でMatz会ではRubyのパパ、まつもとゆきひろ氏(@yukihiro_matz)を迎え勉強会を行なっています。
興味を持たれた方はぜひ以下のページからご連絡ください。
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